ミャンマー車市場レポート

車市場の分析

ミャンマーは、過去50年に渡って、車両規制を行なってきた。新車の輸入は認められておらず、輸入時には全車種にとても高い輸入税(関税)をかけていた。
そのため、最近までミャンマーには、車が30万台しかなく、またそれらの多くが古いというより、骨董品に近いものばかりだった。

2012年6月、テイン・セイン大統領下、新政府は加速する車の流入に対して、車全種にかかる輸入税を大幅に削減を行うと公表。車の所得税の$8,000も取りやめた。
過去15ヶ月、車両の輸入は13万台という歴史的な高数字に到達。車両価格は、輸入税とともに低下し、過剰な取得許可が行われている。
これらの新政策により、ミャンマーの自動車業界の展望は、一晩で一変してしまった。

5年未満の車の輸入税は、車の排気量により、1000CCで110%、1600CCで135%、2000CCで160%と引き下げられた。

車両の増加により、交通渋滞は、バンコク、マニラ、ジャカルタと同じような交通渋滞に陥っている。1、2時間以上も続く、騒音のひどい交通渋滞に捕まることは珍しいことではなくたった。
2年ほど前には、このような状況はほとんどなかった。

車種の分析

すべての車種で需要がまざましく成長しているが、もっとも重要なことは、中産階級の出現がファミリー用SUV車、台頭する専門職やエリートサラリーマン向けの小型車の需要が成長している。
高級車についても同様で、骨董品のような古い車両と新しい中古車が入れ替わっているので、こちらも十分に需要はある。
商業分野では、ピックアップタイプの車が急速に人気を集めている。

車市場の成長

過去15ヶ月間において、13万台の輸入車という統計を基に考察すると、車の所有量は、月2000台以上で順調に成長していくことが予想できる。
最大の需要分野は、排気量1000CC、SUV車、そして商業用運搬車となるだろう。
全輸入車の出処は、現在、日本とタイです。

車の輸入業者

日本の市場・オートオークション会場から直接仕入れている輸入業者は、200車以上あると言われている。平均して良質な中古車を輸入している会社は、月に100台を日本から直接輸入している。
しかしながら、韓国やアメリカのメーカーが、車の市場獲得に向け、郊外や近隣の州に自社の組立向上を建設する傾向にある。

日本から到着した輸入車の中に、事故車や時にはエンジンさえついていない車などの詐欺ケースもいくつか報告がある。

ヒュンダイ、フォード、シボレー社はすでに、ここ数ヶ月の間に自社の組立工場の運営を開始すると発表している。事実、上記会社は最近数ヶ月でヤンゴンにショールームを開設している。

今後の課題

驚くほどの中古車市場に、大きな可能性があるにもかかわらず、難題もまた残っている。

多数の中古車ディーラーが、経済の開放とともに、バンコクや日本のオートオークション会場へのアクセスの容易さから、日々起業している。これだけでも、この市場がもっとも競争が激しく、利益の構築を損なっている。

車のオーナー人口が急速に増加しているが、多くのオーナーは、世界的ブランドの認識しかなく、良質な車が、どのようなものであるのかを見分ける術を持っていない。
トヨタやホンダが、現在ミャンマーでの2大ブランドであるが、このような急成長をしてる市場にあっては、いつ、アメリカやヨーロッパ、韓国のブランドに侵害されるかわからない状況である。

このような状況の中、自分達で首を締めないためにも、日本からの良質な中古車を輸出していく必要がある。
詐欺まがいなビジネスや不良な中古車の輸出を、一時の儲けのために、このミャンマーの大きな市場を潰さないようにしていきたい。